進化する猫 🐈

猫も進化する‥それだけのことなんですニャ~ン😹

蛍籠…揺り炎えたゝす

莢(さや/Hull)を私が信頼する橋本多佳子はどう観ていたか…私の感覚で検証したい。

(ほたるかごくらければゆりもえたたす)

カラスノエンドウ春まぢか
蛍籠の役目はなに?蛍は誰?蛍籠と蛍を私は「莢と豆」の関係と見なす。莢と豆の健康的な関係はどうあるのだろう?因みに元気なカラスノエンドウならば?時が至って豆を孕んだ莢から豆が1~2mも跳んでいくようで、そのピチピチ爆ぜる音が6~7月の晴れた日に聞こえるという。これを具体的に当てはめるとき、あなたの心象も生々しく浮かびあがる。今はあなたよりも私の心を覗いてみよう。「二句一章」に分けます。

§ 蛍籠昏ければ揺り炎えたゝす §
❶蛍籠は私で、私の心は蛍です。❷蛍籠は私で、私の大事な人は蛍です。➌蛍籠は私で、蛍はカタツムリです。❶の場合、私は己を鼓舞します。落込んでは駄目ですからね⁉ 子供時代の私には母親が自分の背中(後ろ姿)で鼓舞してくれました。大概の子供は親の後ろ姿に学びます。

❷の場合、私は自分を鼓舞します。だって私の母親が私の手本になってくれたように真似するなんてことはとっても大変ですからね。辛いとき、母親の背中を思いだして自分を鼓舞しています。それが私の大事な人を励ます唯一の方法だと思うから。その方法しか私の母親は教えてくれなかったから。おそらく母親もそれしか知らなかったのだと今なら分かります。

➌の場合、私は「梁塵秘抄」に学びます舞へ舞へ蝸牛(かたつぶり) 舞はぬものならば馬の子や牛の子に蹴(く)ゑさせてむ 踏み破(わ)らせてむ 実(まこと)に美しく舞うたらば華(はな)の園まで遊ばせむ  世界の凡ては私の教師と思います。母親はもちろん教師ですけどね。苛めっ子も人情のない法も私の教師ですから私は大事にしたい。そうして人間以外には非情にも振る舞える私なんです。

❶❷➌の何れの場合も、私の心がワガママに陥らないように・決して情に流されないようにと、いつも戒めている。戒めてなければ流されてしまうに違いない⋯それが私なんだろうな。賢いあなたは私のように苦労しなくても・悩まなくても・鼻歌気分で済ませても、何ごともプランどおりに事が運ぶかも知れませんが、普通の人は賢いあなたを理解できず、あなたの意に添わぬ日々かも知れないね。

昏ければ⋯それはそうです、幼児が世界の事情に明るい訳がない。昏い人格にを加えるのは如何なものだろうか。イチバン大事な人は、お手本を示すあなたに違いない。手本なしで人格者に育つなどという哲学を私は知らず、そんなフザケタ思想を振りかざす存在はカタツブリ並みだとしても踏み潰してはならない⋯私でも梁塵秘抄からこの程度の教育思想を学ぶことができたようです。

学習ってホントに好いものですね。(管理人)