進化する猫 🐈

猫も進化する‥それだけのことなんですニャ~ン😹

考・ナショナリズム②

ナショナリズムの専門知識に詳しいとされる政治学者アンダーソン(米国)は著書『想像の共同体』のなかで「(ナショナリズムは)国民に命をも捧げさせる」と述べたようだが、それについては例えば戦場で銃弾が飛交うなかを多くの兵士が飛出していって命を失った事実とピッタリ符合する。だからといってその結果(事実)だけを注目していては何のためのナショナリズムかを掴めないまま通りすぎることになって何の教訓も生れることはない。経験を生かす力が弱い鰯は同じ失敗を何べんも繰返すことで少しずつ進化する訳で、しかし経験を生かす能力に秀でた私たち人間は同じ轍を踏むことなく安全に進む知恵を使える筈です。

折角の知恵を使わないのは何故なのか?お持ちになってる偉大な知恵を使わないよう誰かに躾けられたのだろうか?誰に遠慮することもない筈です。あなたの知恵はあなたの自由に使っていい…私はそう思う。私がこれまでに観察したところでは幼児は知恵の使いかたを知っています。だから知恵を具えて生れてきた筈です。それなのに歳を重ねて知恵を使えなくなったのなら、使えなくなった原因を追究・明らかにすることです。にないあなた(人間)の知恵を復活させなければ損だし・勿体ない。あなたの損は私の損でもあり、あなたの得は私の得になる。これが健全なナショナリズムの考え方の筈です。

このように導かれてきて、健全なナショナリズムがあり、不健全なナショナリズムがあることが分かります。鰯玉・家族・家庭・教室・学校・会社・集団・組織・社会・国家…呼び名は違うがどれも集団に違いない。だったら呼び名にはぐらかされるのは詰らない。どんな集団にも魂(たましい)がある。その魂が健全か・不健全かが肝要でしょう。アンダーソンは魂を「宗教・信仰・哲学・思想」等と呼んだようですが、私は仮に(その魂を)「思想/宗教」と呼ぶ。或る「思想/宗教」はあなたの「命を捧げさせる」し、また或る「思想/宗教」は「サリンを撒きなさい」と命じたことはご存知でしょう。

低レベルの(=思想/宗教)でなくて、あなたの意見を言える高等な「思想/宗教」を私からはお勧めしたいと思います。今回はココで、了。