ケンカに慣れろ❺

向原中学校のビデオを教材にして、もう少し続けます。同校の生徒たちに私から指摘する所はなく、私自身の問題・大人の問題とみて哲学することになる。問題意識を持つべきは社会・環境の責任者と云うことで間違いありませんね？責任者が責任を果たさずトンズラする所で間違った姿勢は引継がれていき、間違った常識がその集団・社会に定着して引継がれる。そうであればその社会・その土地土地の元凶は誰？元凶を罰せよと私は思わないが、年を追うごとにその被害者(≒加害者)を増やしている現実にどう対応する？問題の根本・元凶を放っておいて「いじめをノックアウト」と云う？そんなのは無責任だよね？

被害者を被害者と加害者に分けたがる存在は正義の味方？私はそう思わない。だからその集団・土地・社会では正義の定義を間違ってしまう現実をどうにも直視しない結果、直すことも難しい。元凶に触れようとする人は蛇蝎(だかつ)のごとくに嫌われる環境、これはドコかのことでない。だから私自身の問題だと初めに述べたのです。子供や幼児に責任を負わすのでなく、大人の私が責任を取ろうとしなくて真の問題解決は有得ず、その土地土地の未来っ子たちへの責任を果たすのは大人(でありたい私)しか居ないと言うこと、あなたはお分かりですね？犯罪のない社会を創る作業は、駄目な私にはムリで、大人の私に限る。

イジメ解決に向けてホンキの人はどう動くべきか？ 敵と戦うべきか？ 仲間と仲良くすべきか？主体的に動くのは恐いと感じる人が殆んどだろ？主体(主体的)とは正義に通じる言動だろ？そうであれば正義を為そうとする言動を支え・元気づける言動は正義に通じる。逆に正義を為したい言動を恐れさせる言動は正義(のあなた)を敵視するモノか、正義(あなた)を仲間と視る姿勢だ。親は主体的にあなたに接してくる。この親の行為は正義に通じるべきだし、しかし正義でないとなればその親をあなたは信じられまい。あなたが主体的に抗議して、それを無視する親の言動は正義から外れるが、この逆か？この程度は幼児でも体感できる。

本気(主体的)で言い合えば通じる･･･そんな関係がいいなあ。そのためにはルール(契約)を明確に示すべきでないかな？曖昧(あいまい)な状態で放っておくから未熟な人格は本能を剥(む)きだした儘(まんま)で動きまわる。だからルールを教わってない者は必然的に野獣に戻ることになる。野獣に戻る環境で過ごさせられて、その結果責任だけを取らされて「イジメだの・悪い子だの言われる子は堪(たま)ったものでない。こうなった責任は環境(を用意した側)が負うべきだと思うが、あなたはいかが思われるか？被害者同士が憎み合ったり・互いに傷つけあうのは合理的な言動だとお思いになるか？責任は主体者のモノ･･･キーワードはここにありそうだ。

仲間同士でするケンカ、命の遣り取りをする天敵・敵。互いを磨きあい・共通する目標への道を助けあって進む善い関係･･･是は仲間。(誰か・ナニモノかを)仲間と決めるか敵と決めるか･･･是は人間に委ねられた能力の一面。主体者の自覚がない畜生は感じる儘(まんま)・すり込まれた儘(まんま)に天敵を憎み・痛めつけたい･･･それが真の仲間か・真の敵かを意識できない儘(まんま)に･･･私の哲学。あなたの思想・宗教／哲学だとどうだろう？あなたのは人間を仲間と見做せる哲学か？それか人間を敵と見做せる思想・宗教・哲学か？人間を敵と見なす哲学をお持ちのあなた。この敵はあなたを危険視するべきですか？いかがです？ 了。