ケンカに慣れろ❻

兄弟ゲンカ・親子ゲンカ・夫婦ゲンカ！いずれにしても普通は仲良くありたいのだと思う。あなたはどうか知らないが、私は仲良くしていたい心がケンカの基本なんだと思っている。しかも私の考え方で不自由を覚えたことはない。不自由なら･･･だから仲良くなるためにケンカするのは不自由だと思うあなたは仲良くならない目的でケンカしたら好いだけのこと。只、それは戦争と変らないと思う。相手が不幸になろうが・どうなろうが、あなたには関係ないことだろうし・相手との悪い関係を修復したい考えは持っていないだろうし、あなたの気分を二度と損ねさせることがないようにトコトンまで憎い敵を遣っ付けるに限ると云えるのでなかろうか？

この「喧嘩相手は敵」という感覚を覚えるのは「いつ」だろう？産まれつきか？産まれてからか？産まれつきと云うならそれは人類一様の性(さが)なの？ それとも個体差なの？ともあれ、人類の性であれ・個体差であれ、人を憎む人が居て・人を敵と視ない人が居るって事実は否定できまい？すなわち、人は善くも悪しくも変わる事実を誰も否定しないよね？そこであなたに問いたい。あなたを憎む人と仲良くなる術(すべ)は必要か？不要か？(仮に)敵はヤッツケルべき? or 喧嘩相手とは仲良くなるべき？  だから敵とケンカ相手を分別(ぶんべつ)する思想は世界に蔓延すべきなの？あなたの御都合はどうなの？

私は私の考えを押しつける思想が嫌いですが、あなたはどうだろう？あなたの思想・宗教を誰かに押しつけるのは許されるべきだろうか？敵とケンカ相手の分別をする思想があなたのモノであっても、私は一向に差支えないと考えている。だからあなたの思想に私の一票を投じてあげても好いと言っているのです。それはイヤでしょう？だって、間違ったらあなたにとっても誰にとっても自殺行為ですからね。一見したところでは巨大な国、アメリカ・ロシア・中国も賛成しそうだけど、それでも自殺行為に違いなく、結局は自国に危険が跳ねかえってくるから賛成できないと思う。このロジックは６歳児も理解しました。

いじめをノックアウトで「いじめられっ子」が転校した件。いじめっ子・いじめられっ子の分別はムズカシイと思う。仲良くしたくて構ったのかも知れないし、仲良くなりたい子は別にいて、その子に構われたくなかったのかも知れない。発端はそんなものだったかも知れない。それなら横から敵だの味方だの ／ いじめっ子だの、いじめられっ子だのと分別できるだろうか？分別することで問題を複雑にしているのかも知れないね？それを敵・味方 ／ 善・悪に別けたがる思想が変な方向に働かせているのかも知れない。結局は「敵と見なされたほうは遣っ付けられなければならない」という魔女狩りパワーが渦巻く世界になっていないか？

これは児童・生徒にもの申しているのでなく、責任を負うべきPTAの課題でないのかな。なにせ、PTAを手本として成長することを義務付けられている社会の子どもたちの話でしょうからね。もっと言えば「本気で子どもと喧嘩しろよ」と…これは私からのメッセージ。メッセージであれば訓示ではありません。念のため。 了。