ボランティア(10)
米国ではたいていの人が一度や二度はボランティアをした経験を持つ。毎日、何百万という米国人が、ボランティア活動を･･･
確かな根拠はありませんが、アメリカ型の政治はお金の流れに教会をしっかり組込んでいるのを感じる。食い詰めた100万の人々が暴動を起こしたら、それを止める手立ては容易に見つからないでしょう。だから食い詰めさせてはならないとなる。幸いにして教会が食べ物を提供している現実がある。日本で言えば子供食堂の年齢撤廃版に当たりそうです。10年ほど前、「無料食堂を全国に作ったら失業保険なんか要らないのにな」とブログに書いて賛同するコメントを戴いた。いきなりの無料食堂は無理でも子供食堂にイチャモンを付ける人はいない日本だってことでしょうね。今なら無料食堂の賛同者は増えたかな？
コロナ以前の日本社会は「食えないのは怠け者」という社会常識(レッテル)が大きな顔してのし歩いていたようですね。動くのが嫌なら禁固刑にしたら喜ぶだろう。閉じこもりの現実は鬱になり・人格が破壊される。懲役刑には「食う・寝る・働く」保証が約束される。みんな動きたいんだ。ナニかしていたいのが生き物なんですね。基本的に怠け者はいない。安価にコキ使おうとするから疲れ切って・人間性を取戻したくて反抗するだけで、元々の人間は楽しみたい。楽しむために必要ならお金を稼ごうとする。お金は稼げて・何かに集中できて、それなのに仕事がしたくないなら、それは別に原因があるのでないか？
社会システムの欠陥なら政治の出番だろう。私はアメリカの実情を知らないから教会の働きで食いはぐれが皆無なのか、２～３日に一回の食事にありつけるだけか知らない。アメリカの金の流れはどうなっているのだろうか？企業家から教会へ寄付金が集まって、その一部が無料の食事代に回っているのか？地方自治体が提供する食堂で職員を雇用すれば相当数の職場が生れる筈。しかも食材の廃棄も極限までゼロに近づけられるに違いない。もちろん、大金持ち用に高級料亭はあるほうが若い人の働く楽しみも増える。シッカリ稼いでお洒落も楽しめば好い。私は10年・20年後の反応を愉しみに書いてたりする。了。
