進化する猫 🐈

猫も進化する‥それだけのことなんですニャ~ン😹

自己超克/時宜(8)

パートナー関係に問題が生じたときに相方(あいかた)に責任を負わそうと考えるなら「約款(やっかん)」という強力な武器がある。ケネディ大統領夫人だったジャクリーン夫人は再婚する際に約款を書かせたようです。それで天文学的な金額を得たと思う。再婚相手のオナシス氏は勿論気前よく支払いましたとさ。相手を束縛する目的に結婚制度を使うのには不純な動機を感じる。社会に対する責任を明確に示す覚悟があってこそ、大人(パートナー)たる自負・自覚が認められるのであって、婚姻は国に泣きつく制度でない。

さて赤毛のアングリーン・ゲイブルズ家の一員となる。この家のパートナーは兄妹関係だが何の問題もない。この兄も妹も責任感の強い大人(おとな)であり、対等な関係のパートナーなのです。兄はアンを気に入ったが、妹は気に入るまでに時間が掛かった。その様子見の期間にアン絡みの事件が起きて孤児院へ戻るよう、妹はアンに命じた。一旦孤児院に戻ったアンだが苛められた孤児院での記憶が蘇える。独り立ちしようと飛びだすアン、彼女を兄が追いかけ・探して連れ戻すストーリー。ところでパートナーは上アンは下の上下関係だろうか?そんな関係は三人とも望まない。人間として対等の家族関係が私は良い

私は「この三人の家族に恥じるところはないか」と考えるが、あなたは如何?「仲よし家族で好いなあ」もアリだが、11歳の少女アンは高齢兄妹のパートナーたるべく、懸命に兄妹を猛追しているのでないか?兄マシューと妹マリラの養子(という責任を負わない)立場になる形式採っていても、実質はパートナー志願の11歳の女の子に違いないと私は思った。年齢ではない。年下だからといって目下にみるのでなく、教え・教わる・対等の関係のマシューとマリラとアンの三人家族。此処に真の人間主義の家族の誕生があなたにも見えるのでありませんか?だから、この家族に恥じないパートナーであらねばと私は思う。了。