進化する猫 🐈

猫も進化する‥それだけのことなんですニャ~ン😹

自己超克/時宜(11-3)

人は殊更(ことさら)に学習する生き物であり・後天的(こうてんてき)文化を採用する生き物のようだ。文化と言えば文化大革命が中国で起きている。(この文化大革命もそうだったが)リーダー須(すべか)らく自己に具わる文化で社会(世界)を行動し・接触し・交渉する。勿論、此処で言うリーダーは主体者にちがいない。大人(おとな)の末子は末子自身の文化を用いて世界(末子のステージ)に触れ・交渉し・過ごし(生き)たにちがいない。こう展開してきて「それなら末子の文化って何なんだ?」ってなる。だから、3才で母を亡くし、日記を書き始める49日前には父を亡くした小三女児・末子に具わる文化って何なの?

格言に「命あっての物種(いのちあってのものだね)」という。それで? だから「魚は水に女は家に(田辺聖子・著)」保障(ほしょう)を求むるものか!? いやいや、私はこの書を読んだことなく、ともかくも「木に縁りて魚を求む」仕業(しわざ)は「ハテ?」となるでしょ?魚でさえも(魚だからこそ)水に深く潜って身を隠す知恵が働く。日本の父母は可愛い娘を家で保護しようとする。末子の父・母は命を大切にしたの?大切にしなかったの?どうして早世したの?このはいっぱい考えられる。だから私は末子の父・母の真実を考える。真実は見えない。だが事実に具体的です。つまり、幼い末子(すえこ)は大人(おとな)なんだ。

虎は死して皮を残し・人は死して名を残す」と言うが、ヒトの子は大人(おとな)へ成長してこそ最大の親孝行…でしょ?大人に進化した子を相手に親子喧嘩しても勝てるものではない。あれこれ教えられて子に感謝の気持ちを持てたなら、その親は幸せ者だ。ま、これは夫婦間にも言えて、嫁に諭されて賢くなった夫は幸せを感じるばかり。それで末子が大人なら?末子の兄姉はどうなの?「親の背をみて子は育つ」ものだし、「親のするとおりにしか子は成らん」ものだし、兄姉に親の姿を観て育つ末子でなかったか?兄姉は末子を親の眼差しで観ていないか?ここに私は民族性と言うよりは家族の空気を感じる。

文化は命に染みこんだものだろうな。歩けるようになったペンギンが水を求めて海を目指すのはペンギンの文化・ペンギンの本能になっている。ペンギンだけでなく、他の下等動物たちも命に染みこんだ文化に則って生活・生計を立てる。癖は変わらないし・癖は変えようがないのです。だが私の癖は換えられる。だから末子の癖が換わることにも納得する。階段を一段一段上る毎に新たな末子が主人公のステージで・新たな私が主人公のステージで・各人各様にソレゾレ心機一転して取組むことになる。大人への冒険(チャレンジ)と名づけてもいい。毎日が新たな冒険の旅日記…これが安本末子氏の日記「にあんちゃん」だろう。

いやいや、末子の往く手には痛快な日々が待ち受ける。これが安本家で子に伝えられた文化だと思う。そして新たな文化を個人個人が紡ぎ・作る日々。これこそ人生と言えまいか!? 了。