進化する猫 🐈

猫も進化する‥それだけのことなんですニャ~ン😹

自己超克/時宜(11-6)

大人(おとな)の末子は牙城を守る(旗印でもある)。鉄壁の守りには世界一の盾(たて)が有効でも、子どもは「俺ほど強い矛(ほこ)を持つ者はいない(筈だ)」と意気込んで殴りこんでくるものですが、子どもゆえに己の矛盾(むじゅん)に気づくことが出来ない。ま、子どもだから矛盾に気づかず赤恥掻くのも好い。世界一の盾へ向けて振りかぶる矛(ほこ)が世界一は有り得ないって言っているのです。子どもは世界一の矛(ほこ)を持てないと定まっている。大人(おとな)が振りかぶるとき、世界一強い矛が威力を発揮する。だから末子の牙城を破ろうとする矛は凶器でしかなく、凶器で世界一の盾(たて)が傷つく訳はないのですね。

牙城が瓦解(がかい)する条件は一つしかない。それは世界一の盾を手放したときのみ。この程度は大人(おとな)には直前の記事までで納得づくだけど、日記「にあんちゃん」の記事はココで一旦打ち切りますので繰りかえして書いておきました。私の小さな箱庭の開墾(かいこん)には矛(ほこ)でなく・盾(たて)でもなく、移植ゴテが使い勝手がヨロシイようです。ともあれ、世界一の矛(ほこ)の使い心地を味わいたい人がいっぱい増えてほしいものです。(マジョリティに乗っかるのもいだろうけれど)安本末子氏の「にあんちゃん日記」を切っ掛けにして、弱い立場の人(マイノリティ)の味方になる人が増えてほしいものです。了。


(あとがき) 記.2020年11月7日
日記「にあんちゃん」の著者・安本末子氏は[生年月日1943年2月8日]となっている。小学校入学が6才なら3年生は8~9才です。小学校3年次の1953年1月22日に日記は始まるから、9才で3年生に進級している。終戦は1945年で、戦後の混乱期の食糧難の直撃をモロに受けた安本一家であれば、食べる物も手に入らず、飢え・病に倒れ・苦しんだ経緯(いきさつ)がマザマザ伝わってくる。弱い兄妹たちが生延びたことだけでも不思議に想われる。両親を亡くした兄姉は経済的不遇な状況・社会的不遇な状況・身体的不遇な状況に置かれながらも当然教育は受けさせなければならないと思ったに違いない。了。