進化する猫 🐈

猫も進化する‥それだけのことなんですニャ~ン😹

交さ路(7)/モモ⑥

2020_0813空

(エンデの)モモの友だちはジジベッポですね。(私の)一休さんの友だちジジンベッポに似ているかも/似ていないかも。ふたりとも一休さんの大の仲好し。たとえば空の雲を観たジジンは「寝転びたいな・気持ち良さそう・小鳥と雲は仲良さそう・梯子で登れないかな」と沢山の想いが涌きあがる。想うことならベッポンにも沢山あって、「雨降るかも・種子まきの頃合いかな・そろそろ虫がすだくかも」等など…一休さんを飽きさせない。エンデのモモにはジジとベッポ、私の一休さんにはジジンとベッポン。モモも一休さんも二人の友がいる。(ところが ところが)禅寺の一休さんはどうなの?

仮にも、友だちと遊ぶのは「時間の無駄」なんて言わないだろうけど、「友だちは選びなさい」って教えられてたら?その教えに素直に従った禅寺の一休さんだったら?あなたはこれをどう思いますか?そんなこと考えるのは邪魔くさいかも知れない。素直に信じなきゃいけないとあなたは云うかも知れない。私なら…その言葉の儘(まんま)を信じ・信じさせる指導法を否定して、破折(はしゃく)の必要性を思う。私の一休さんが私を神仏の如くに信じて付いてくるなら恐ろしい。私の伴侶が・子が・家族が、私を疑わないなどと、そんな理不尽を許し・受けいれることは決して認めない。

完璧を(ご自分の一生の)理想・目的とする人は大勢いらっしゃる。しかもその「完璧」はお住まいの地域の社会常識に則るレベルでしょ?私は完璧の伴侶を得ようとしないし、もちろん私自身は完璧でない。ともあれ、完璧な伴侶を得たあなたとする。完璧な伴侶と完璧なあなた、2人のバランスが取れなくなったら…伴侶の資格を失う。私は「破れ鍋に綴じ蓋(われなべにとじぶた)」の関係がいい。破れたら綴じ(繕い)合う。お互いの破れに気づき合うために喧嘩もする。あなたは我慢出来なくなるまで我慢する主義かも知れないが、私は日常茶飯事の喧嘩が好い。思う存分に言い合えたらスッキリする !(^^)!

昔から日本には「破れ鍋に綴じ蓋」の知恵があった。西欧では近世に「mindset」の知恵が生れた…!この二つの知恵の共通点は「完璧でないから、完璧へ向かおう・近づこう」です。「完璧でない奴は捨てよう」とする思想も分らなくはないが、それは人間蔑視の思想であり、また「完全でないのは仕方ない、諦めよう」とする思想には夢がなく・詰らない人生を過ごすことになって、私はドチラも嫌いだ。凡ての子どもは破れ鍋!凡ての子供にマインドセットの知恵が具わっている。水あめをまんまとせしめたセコイ禅寺の一休さんでも綴じ・繕えば良くなるのに、叱ってあげる人・思想がなかった。今回はココまでにします。了。