進化する猫 🐈

猫も進化する‥それだけのことなんですニャ~ン😹

交さ路(15)/モモ⑭

エンデ著「モモ」(講義/河合俊雄氏)に感じた危うさについてココまでに大方触れたので、私の感覚をあらためて述べてnhkの「モモ」を閉じようと思う。ここは「独裁思想絶対神・唯一絶対神駄目だとする思想/宗教はドコだろうか?」と言った感覚で締めたいと考えている。

独裁の意味ですが…あなたの理解・解釈で恐らく問題ないと思う。他者の支配の下で暮したい人は滅多にいないと思うが、あなたがご自分の凡てを何者かに委ねて佳とするなら、(その想いや言動が意識的であれ・無意識であれ)あなたは独裁思想を受入れている。この何者かはあなたの場合もあり、他者の場合も、何かの集団・思想の場合も有り得る。哲学に取組んでいるからか…私は哲学妄想の違いを考えることがよくある。哀しいことだけど、哲学しない人は妄想へはしる傾向が顕著のように思われる。たとえば独裁を自認していないなら独裁に当らない…とか言う屁理屈が観られるみたいだ!?

仮に独裁文字を証拠として示せと言ったって、そもそもが妄想のタワゴトだもの…虚しく・悲しく・そして馬鹿馬鹿しい。空を指して「空だね?」、畑を指して「畑だね?」この質問に私が頷いたら私はその妄想家を肯定したことになるだろうか?ならないよね!? 妄想家の言動はこれ程に低レベルなんだ。「モモ」のケースでは灰色の男が低レベルの質問を投掛けてモモの同意を得ようと躍起になる。投掛けた二つの質問に頷いたらモモは灰色の男を肯定したことにされる…三段論法に似せて・実体は三段論法の構成条件を満たしていない騙しのテクニック。あなたは大丈夫でしたか?

哲学しない人は己で考えない。(裁量に人間の関与を認めない)一神教絶対神唯一絶対神の信仰者は独裁思想に取込まれる。独裁思想は人間の裁量を認めない思想から生まれる。どんなに素敵な理想の思想からスタートしても・途中の無数の交さ路の一つで道を踏み誤まればどんなに素晴らしい目的地も望めない。それで道を誤まらない唯一の手段として(私の場合で言えば)下(げ)~もの申す~破折(はしゃく) 」となって、遂には共生するところに浪漫を観る思想へと進化することになる。即ち私の理想を追うときは独裁思想と真逆の生き方を受入れることになる。自尊自虐選べる…交さ路