進化する猫 🐈

猫も進化する‥それだけのことなんですニャ~ン😹

考・ナショナリズム④

走ったり・歩いたり・道草食べたり・歌ったり・騒いだり・寝そべったりしながらでいいと思う。前ゆく人の背にもたれて寝惚けまなこで付いていくのも有りだと思う。だけどこれはどんなシチュエーションなんだ?寝言は寝惚けて言うものだし、真面目とも思えないがいったいこれは何のためのシチュエーションなんだ?いろんなタイプ・いろんな生き方があるからなあ!ま、幸せなら好いか。いやいや、自分は真剣なんだと言いたい人はいらっしゃって、その人は不真面目な生き方は出来ないだろう。それはそれで構わなくて、その生き方もいろんなタイプのなかの一つには違いない。

鰯玉・家族・家庭・教室・学校・会社・集団・組織・社会・国家…いろんなタイプのナショナリズム(集団・組織)が有りえて、それぞれに内憂・外患…いろんな悩み・いろんなチャンスを抱えていて、しかも立ち止った状態を維持できない仕組みのようで、すなわち未来を拝むために進むのみ。初めは小さな烏合の集団であっても、雛の目が開いて・嘴が具わり・力強い羽根ができ・心が育っていくようで、見事に立派に育っていくよう産まれついているのかな。そうすると成る程、どこまでも育っていく過程そのモノが目的なら、私にはイチバン都合良さそうです。あなたの想いについては知りませんよ。

道は、立止まって居つく場所にすべきでないと思います。歩みを止めてしまっては滅びるしかないのがココ…私たちがいる世界のようで、成る程それなら世界は平等に出来ているから愉快に感じられてならない!未来の進路を決める交さ路は誰の前にも平等にある。この交さ路で進化か否かの選択肢は各自・各組織・各ナショナリズムに委ねられている。賢い脳ミソにも盆暗脳ミソにも平等に迫る危機そしてチャンス。盆暗脳ミソの須梨槃特(すりはんどく)は人生を成功し・賢い脳ミソの提婆達多(だいばだった)は人生を失敗したのと同じロジック。私にもあなたにも誰にも希望が平等に・いっぱい具わっているってこと!('Д')

「道」と言えばジェルソミーナが想いだされてならない。旅芸人の男ザンパノに買い取られた女ジェルソミーナ(須梨槃特の女性版の感じ)。ジェルソミーナも小才(こさい)が利くタイプでなくて一所懸命、只ただ素直にザンパノに付いていこうとする。私がそうだから分かるけど、ジェルソミーナも金儲けに向いてない。でもこれは天性のモノだから仕方ないよね。そして何がなんでも儲けたいザンパノは小才の利いた女を見つけてジェルソミーナを捨てて旅立つ。ザンパノが相棒に選ぶ必要条件は小才であれば、ジェルソミーナの素直さ・懸命さを魅力・価値と見なかった。相性でもあるのだろうね。

ザンパノと一緒にいた期間は目新しいデキゴトや難しい課題をこなすことで忙しかったジェルソミーナで、そういった日々を愉しむ思想/宗教を私は持っているが、当時の西欧世界を生きる女には触れるチャンスがなく、この映画の脚本も主体的な生き方を説いていないようだ。後年はもっと詰まらない日々を送るザンパノだが、当然彼も主体的な生き方を知らない。悲しい結末へ向う「」だったってこと。受け身の生き方を続ける男女2人の悲しいストーリーは憐れでならない。ともあれ、一所懸命に生きるジェルソミーナに私は共感。小才だけの女では暮しも心も荒むのみの人生しかないからね。今回はココまで。了。